2014/05/28

05.28.2014研究会

初めまして、今期から田根プロジェクトに参加した学部3年の加藤です。
現在田根班は

・植谷邸のトイレ設置、水回り改修班
・中高生向けWS班
・21世紀の民家を考える班

の3グループに分かれて作業しています。


昨日は毎週火曜日にある研究会の日でした。昨日までに各々の班で、サブゼミなどを通して進めてきた図面やリサーチを、先生に見てもらって色々な意見をいただきました。
研究会の日は小林先生やドクターの方々の意見をいただける貴重な時間なので、いろいろなご指摘、アドバイスをいただいて各班次の研究会までに進めること、考察し直すこと、課題等を見つけることができました。来週までにサブゼミを重ねて、みんなで話し合いながらに案をブラシアップしたり、問題をつぶしていきます。



今学期のプロジェクトが指導して1か月ほどが経ちました。今になって根本的な知識不足や、新規生と元いるプロジェクトメンバーとの理解度の相違などがわかってきました。スタート時はリサーチや私たちのプロジェクトに対する知識を増やすための時期なので、成果物が出にくく、煮詰まることもありますが、ここを頑張れば何か抜ける気がするのでもっとみんなで頑張っていきたいと思います。
6月中旬に再び田根へ行こうと思っているので、現地でしっかり調査できるように下準備をいまからきちんと固めていきたいと思っています。
この訪問は、夏の田根訪問につながるの大事なフィールドワークになると思うのでしっかりと調査してきたいと思います。

2014/05/26

植谷邸トイレ改修

こんにちは、修士1年の大岩です。


小林研究室では、植谷邸改修プロジェクトを行っています。これは、植谷邸を地域の人が使えるよう再生することで、田根地域の空家問題を解決するモデルケースとなることを目標としています。今学期は地元の工務店の方と協力しながら、トイレを設置する増築部分の実測と図面化を行いました。新しく必要となる床材に「田根合板」を用いるなど、地元の方々に愛着を持っていただけるよう工夫を重ねていく予定です。


小林研究室にとって、植谷邸は特別な場所です。集落の路地を抜けたところにある植谷邸は、玄関の前に水田が広がっており、この地域の新鮮な空気や古民家が立ち並ぶ風景に初めてSFC生が触れる場所です。ここは、学生が寝泊まりしながら研究活動を行う場所であるとともに、地域の人たちに向けてその成果を発表する場でもあります。夏には「田根坐ガーデン」が開かれ、田根地区の方々や他の大学生を交えて会食をしながら、その学期の成果を発表します。


植谷邸の実測を行った際に、もとの家主である植谷善之さんにお話を伺う機会がありました。この家で生まれ育った植谷さんにとってこの家は、時折帰ってきたくなる思い出の場所であると同時に、新しい世代の人たちに新しく活用してほしい場所でもあるそうです。植谷邸で大学生が研究活動を行うと同時に、その成果を地域に還元することが、長年教師としてご活躍されてきた植谷さんの希望にそうことになるのではないかと感じました。


小林研究室では今後植谷邸を、大学生が研究を行う場としてだけでなく、地域の人々が気軽に使える公共な場所として再生して行きたいと考えています。それは、植谷邸は田根のものであり、それを利用することで田根が潤うものであるべきだと考えているからです。そのためにまず基本的な水廻りを整備することから始めようと思いました。植谷邸を再生することが、田根再生の最初のステップになるような活動にしていきたいです。

大岩